はじめに

起業のきっかけ

本日は、当サイトにお越しいただきありがとうございます。
株式会社ワイズリーアンドスロウ 藤川です。

独立前、私は時流に乗ったビジネスモデルでスピード上場し、急成長していたIT系ベンチャー企業で、

アライアンス提携先の開拓担当者として全国を飛び回っていました。

全ての案件が新規開拓、そして四半期ごとの売上必達・・・
非常にハードな環境で奔走する日々でしたが、本当に多くの経営者とお話をさせていただける素晴らしい仕事でした。

しかし、更に踏み込んで関係を深めさせて頂きたくとも、私個人的に、心も時間の余裕も持てなかったのが今も残念でなりません。

そんな日々にも環境の変化が訪れました。会社の経営破たんしかかり、最終的に会社は別オーナーのもと事業再生を目指すことになりました。本当に悩んだ挙句、このタイミングを逸すれば会社にも迷惑がかかり、自身も後悔すると思い、目標であった独立のため、2008年2月に約6年間お世話になった会社を後にしました。まさに苦渋の決断でした。

 

起業から今日まで そしてこれから

独立はしたものの、事業の柱も無いままスタートした事と、それまでとは全く違う環境に戸惑い、苦労する日々が続きました。

ある日、名刺交換させていただいた大量の名刺を整理しているとき、ふと気が付きました。もちろん印象深い方も多く、面談の苦かった想い出がよぎる方の名刺もありました。でも、大変失礼ですが圧倒的に印象の残っていない名刺が大多数でした。

確かにそのタイミングでは互いにニーズが無かったのかも知れません。でも単純にそれで終わらせていると、仕事の受注も期待できないどころか、仕事やプライベートなど人生における貴重な出会いに繋がらないと感じました。

そのあたりから少しずつ、営業・接客時の対応や人との出会いの場面も含めて、【コミュニケーション】について考えるようになりました。そして、人や企業との繋がりを増やす為、情報発信の必要性は非常に良く言われますが、本当に大切なのはコミュニケーションの言葉の意味からも取れるように、情報を一方的に発信することだけではなく、意思を疎通させ心の通い合いが大切であると感じていました。

そんな折、奇跡的な出会いで、弊社で手がけさせて頂ける事になった【コミュニケーションやアイスブレイクに使えるマジック】も、単なる趣味として手品を見せる事を目的としておらず、マジックを披露して相手に感動を与え、自分の考えやサービスなどを伝えて興味や共感を持って頂き、その後の関係を作らせて頂くことを目的としています。そこには一方通行のマジック披露では無い、互いの感情や意思のやり取りが生まれます。

まだまだ走り出したばかりで手探りの弊社ではありますが、今後も【コミュニケーションやアイスブレイクに使えるマジック】のように、意思の疎通や心の通い合える手段や場の提供をサービスの柱に据えまして、人の繋がりを必要とされる方々や企業のご支援をさせて頂きたいと思います。

 

最期に、

Wisely, and slow; they stumble that run fast.
賢明にそしてゆっくりと、早く走るやつは転ぶ

はウィリアム・シェークスピアの格言でもあり、弊社名の由来でもあります。

これを私はスピードを重視しないという意味に捉えていません。要諦は確実にしっかりと積み上げ、一騎にスピード展開する部分を組み合わせることで より強固な組織を作る事ができると捉えています。

今後も一層精進いたしまして、皆様から満足を得られるサービスを提供する企業になりたいと思います。

2010年1月
株式会社ワイズリーアンドスロウ
代表取締役 藤川哲也